アナザースカイの靴職人・花田優一さん回が心に刺さった。
18歳から単身イタリアに渡り、2年半の修行を経て、
自身の名を冠したブランドを立ち上げて研鑽を積み続ける、現在22歳の花田さん。
その若さで世界のメンズブランドの祭典と呼ばれる権威のあるイベントに
無名の状態で出店し、世界と戦う彼の奮闘が描いた回でした。
とても印象に残ったのは、
イベントの最中に他のブランドの職人や来展しているバイヤーたちにビラ配りをしていたときの言葉で、「ブースにまで来てもらえれば、靴を見てもらえる」というもの。
言ったときの彼の表情も含めて、自分が作った靴に対する絶対の自信を感じました。
その後、ビラを配った人たちの何人かが花田さんのブースに来たシーンも映されていましたが、軸に自信があるからこそ彼の言動には人の心を動かす力があるのでしょう。
番組を観た今、私自身も「Yuichi Hanada」の靴が欲しいと結構本気で思っています。
今回のアナザースカイからは、
「自信を持てるものを持とう。自信にできそうなものを磨こう」
そんなメッセージをいただきました。
私は最近、マーケティングをマスターしようと勉強を一生懸命しています。
その一環で、「自分のスキルを使って起業、副業している方・しようとしている方」のマーケティングに関する相談にのることがあるのですが、
その時、まず確かめているのが「そもそもお客さんに喜んでもらえるスキル・商品なのか」ということです。
これは当たり前すぎることなのですが、
以前YoutubeがCMで流した「好きなことで生きていく」というワードを違う風に解釈し、
仕事をしようとしている方が結構いらっしゃいます。
「自分が好きなことは、まだ知らない〇〇という方法を使えば収入になる」と思っている人がかなり多いのです。
なので、スキルの習熟度が足りないこともよくあります。
そもそも収入とはどうすれば得られるのでしょうか?
それは「お客さんを獲得し続けること」です。
商品、サービスを買っていただくことですね。
これについては「まあ、そうだよね」と当たり前のことと感じられると思いますが、
では、どうすれば商品、サービスを買っていただけるのでしょうか?
ここで大切なのは「お客さんの望む結果を実現させる商品、サービスだとお客さんに認識してもらうこと」です。
これを理解するためには、
最近、物を買ったときの気持ちを思い出してみるといいと思います。
例えば、私はよくカフェに行きます。
そこでは、文章を書いたり、本を読んだり、頭の整理をすることがほとんどです。
この文章もカフェの窓際の席に座って書いています。
そこで買うのはコーヒーですが、
カフェに行くことで上記をする時間を確保できるから買うわけです。
そして、私の場合、カフェでする行動は全て
「成長して、今まで出来なかったことが出来るようになりたい」という気持ちから
始まっています。
つまり、私がカフェでコーヒーを買うお客さんになるのは
「成長するための時間を確保できる」からなのです。
そのための場所としては、物を買わなくていいのは自宅や図書館ですが、
いくつかの理由から集中できるレベルがかなり変わるので、
カフェですることが圧倒的に多いのです。
「自己成長を促す場としてカフェが1番だ」と私は思っているので、
カフェにいる時間を買っているわけです。
なので、自習禁止のカフェにはほとんど行きません。
(コーヒーにもこだわりがあるので、飲みたいときだけはそういったカフェにも行きます笑)
ここまで、「お客さんの望みを実現させる商品、サービス」は何かを
例をあげて書いてみましたが、伝わっていますか?
話を続けますね。
(もしわかりにくければ、質問していただければと思います)
さて、「お客さんの望みを実現させる商品、サービス」を作成するためには、
「お客さんの望む結果」を知る必要があります。
「仕事のやり方を習ったから…」「趣味なので、これが仕事になったらいいなと思って…」
「できそうな感じだからやってみようかと…」
この言葉の裏にある「スキルへの習熟度」は人によって様々なので、
それが「お客さんの役に立つもので、さらにお金を払ってでも実現させたいことに関係しているのか」の可能性を見極める必要があります。
もし「お客さんが実現させたいと思っていることで、それを自分ができる」のであれば、
それを仕事にできる可能性は高いと思います。
どのぐらいの市場規模なのかによって、得られる収入に影響は出ると思いますが、
基本的な考え方はこれでいいと思います。
大切なのは、「お客さんが実現させたいと思っていることで、それを自分ができる」ことです。
それがやっていて好きなことなのであれば、
「好きなことで生きていく」ことが可能になります。
起業にしても、生き方にしても、
「自信があるものがある」というのはとても大切なことですね。