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もし今日が最後の1日なら…

死者が出た大阪地震から3日が経ちました。

あの日、僕自身はそれほど被害を受けませんでした。
帰りの電車が3時間ほどなかった程度です。
その間も、授業を担当している大学の講師控え室で過ごすことができたので、
それほど苦にはなりませんでした。

しかし、震源地が大阪北部だと知ったときから
心が段々と重くなっていきました。

今年の4月から古典を教えに行っている高校が吹田にあったり、
大学で教えている学生の中には枚方に住んでいる人もいたりと、
被害にあっているであろう、自分と関係のある人のことばかりが頭によぎっていたからです。

また、ニュースやSNSで叫ばれている本震が来れば、
僕自身も被害のど真ん中にいる可能性は十分にあります。

様々な可能性が頭に浮かんでくる内に、
今回の地震を、他人事とは捉えられなくなっている自分を感じるようになりました。

当たり前のことですが、
今までの僕にも「死ぬ可能性」というものが、他の人と同様にありました。
「交通事故が起こるかもしれない」
「無差別殺人が起こるかもしれない」
しかし、そこにリアリティーを感じたことはありませんでした。

今回の地震が僕に与えた影響の中で、最も衝撃的なのはその部分です。

「吹田にある高校で授業をしている際に大きな地震が起こるかもしれない」
「人が多くいるところに偶然いるときに地震が起これば、人や物に押し潰されてしまう
 かもしれない」

生まれて初めて「もしかしたら明日死ぬかもしれない」という可能性を真剣に考え、
そしてそこに存在する現実味を感じました。

登校中に塀に押し潰され、亡くなられた9歳の女の子のように、
全く思いもしなかったことで亡くなる可能性もあるのです。

「僕の周りには常に死が存在している」

ネガティブなものに見えるかもしれませんが、このリアリティーを伴った気づきは、
今まで漫然と生きてきた僕の意識を叩き起こすには、十分な破壊力を持っていました。

韓国の作家である趙昌仁が書いたベストセラー本の『カシコギ』の一節に
このようなものがあります。

「あなたが虚しく過ごした今日という日は、
 きのう死んでいったものが、あれほど生きたいと願った明日」

僕たちは明日死ぬかもしれない。

そして、今生きている僕たちの1日を、
喉から手が出るぐらいに生きたかった人がいたのも事実でしょう。

その分まで必死に生きることが、
後悔しない生き方をしていると感じながら生きることが、
今生きられている僕たちにとって必要なことだと感じています。

スティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学の卒業式に行った有名なスピーチの中で、
「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか?」と、
毎朝鏡の中の自分に問いかけていると話していました。

今回の地震があったことで、僕にもようやく今ある命のありがたみを感じながら、
彼のように死ぬ覚悟を持って生きる人間になることができそうです。

この3日間は、今後の生き方について丁寧に考え抜きました。

「今後の人生で本当に望むものは何か?」
「今の人生から捨てるものがあるとしたらそれは何か?」
「自分の答えの奥にある思いは何か?」

ここから先で生きていく新たな自分を創り出すためです。
思考の脱皮です。

新しい生き方をするには、今までと違う考え方や価値観が必要になります。
それは自然に生まれてくるものではありません。
自身で生み出す必要がある僕は考えています。

この時間を取ったおかげで、
新たな一歩目の踏み出し方をはっきりイメージすることができました。

これから毎日、今できる100%で生きていきます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ここまで読んで、あなたの心に何か感じるものがあったとしたら、
ぜひ一度、自分の心に質問してみてください。

「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか?」

そこから新たな一歩を踏み出すことができるでしょう。