授業づくりの核となるもの

授業のゴールは「学生の、その分野への興味を引き出すこと」。
 
だから、「この授業って楽しいな、興味深いな」という感覚を
持ってもらうことを1番にした方がいい。
 
知識をつけることは、その分野の本を読んでいけばある程度できる。
そして、その本を読んで、書かれていることを「とりあえずやってみよう!」と
思うためには、「やれば自分にとってプラスになる」という確信があればいい。
そうすれば、人は勝手に行動して成長していく。
 
「読む」「調べる」「やってみる」という行動に移るための土台づくり。
 
自身の将来を良くするために、主体的に何かに挑戦しようとして、
そして成功や失敗の積み重ねから、できるようになる。
 
そのために必要な”心の熱量”の源泉となる
「興味」と「確信」を引き出すことが、僕にとっての”授業”だ。
 
 
 
そのためには、「学生の興味を持っていること」と「授業内容」が
体感で結びつく授業構成であることが大切。
 
例えば、
この後期、僕が大学で教えていくのは
「文章力」と「スピーキング力」向上のための半期講座。
 
その中に、「文章構成」を教える回があるのだけれど、
ただ「この順番で書けば、言えばいいよ」と伝えても
積極的に「さあ、練習しよう!」という気にはならない。
 
 
ここで大切なのは、「こうすればいいよ」と何の工夫もせずに伝えた時に、
「学生がどう思うか」を考えること。
  
予想した学生の反応から、興味を引く糸口を探すのだ。
 
「めんどくさい」と思いそうなら、「やらなかった方が面倒だ」と。
「自分には関係ない」と思いそうなら、
「これができれば、バイトで上司や仲間から一目置かれるよ」と。
 
心に残るポイントを予想して、そして実際に授業でやってみた”トライ&エラー”の先に、
「学生それぞれが描く理想の未来のために、彼らが想い通り動けるサポートをする授業」が
出来上がる。
 
僕にとって「授業の上手さ」とは、つまるところ「他者理解の上手さ」。
どれだけ相手の心に寄り添って、本心が望んでいるものを見つけ出し、
提供する能力を磨き続けることが、
教える側に求められている能力だと今は思う。

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